ガスコンロ

 夏の暑い時期でない限り、やはり温かい食事をしたいと思う。寒さの中、温かなスープなどは、心を元気に、また生き返る思いであろう。冷たくなった食べ物は、体を冷やし、体力を消耗する。これは、スポーツや登山の世界でも気をつけられている点だ。
なので、被災中において、食べ物を温める方法について考えておきたい。

カセット式ガスコンロ、これは必ず準備しておきたい。もちろん、十分なカセットガス燃料も備蓄して欲しい。鍋ややかん、フライパンなどはキッチンからでもよいし、アウトドア用のものを別途準備しておいても、良いかも知れない。
”湯煎”のテクニックを覚えておくと、効率的に食材を温めることができる。湯煎とは、レトルトカレーやレトルトミートソース、パック米飯などの温め方を想像してもらえればいい。鍋でお湯を沸かして、その中に食材が密閉された袋(パック)をどっぷり浸けて温める方法だ。煮物、油を使ったもの、そして白米からお米も炊けるので、とても便利だ。”洗い物を減らす工夫”でも紹介しているが、料理本も市販されているので参考になる。なお、耐熱性に優れた高密度ポリエチレン製のビニル袋も用意しておくとよい。