警察本部からの情報

 災害時の混乱を利用した詐欺犯罪に注意。
困った被災者に助けの手を差し伸ばす、これが一般的な人情であるが、残念ながら全く反対に、騙して金品を奪う者や、更なる混乱を招いて喜ぶような者が居るのが、過去の災害現場では見られた。3.11(東日本大震災)の時には、3万件を超える相談が国民消費センターへあったそうだ。

義援金の受付と称して現金を騙し取るもの、家屋の調査修理と称して騙すもの、物品を法外な値段で売りつけるもの、あらゆる手法を使って混乱時に稼ごうとしている。
お金の支払いが生じる場合には、必ず相手の身元を確認して、すぐに連絡が取れるかどうか念を入れておいた方がいい(偽造身分証明書もある)。また、すぐに判断する必要がない場合が多いので、考える時間を持ち、即決はやめておこう。騙す犯罪者(達)は、混乱で慌てている被災者を更に慌てさせて、思考をストップさせ正しい判断を出来ないようにすることを考えている。今でなければ、今なら、そんな判断を急がせる言動が少しでもあれば、詐欺を疑ってよいだろう。