地震速報(震度、震源)

 地震は突如やってくる。体で揺れを感じたら身構える、これから大きい揺れが来るのか、あるいは小さな揺れで収まるのか。
あなたのいる場所によって大きく対応が異なる。自宅、職場、外出先、電車内、自動車運転中、日常生活を思い返すと様々な場所が考えられる。どの場所においても、最適な身の守り方を実施しなければならない。そのためにも、出来るだけ状況による身の守り方をイメージしておき、怪我をしない、死なないことに集中したい。

小さな揺れであっても、自身のいる場所を再認識する、つまり頭上から落下しやすいものはないか、揺れが大きくなり始めたら身を守れる場所は近くにあるか、周囲のチェックを行おう。これは、習慣づけておけば出来るようになる。これは経験値として蓄積され、いざという時の対応速度に繋がると考える。

震度5弱以上の揺れを推測し発信される”緊急地震速報”のアラームが鳴った時には、躊躇することなく身の安全を瞬時に考えたい。揺れが意外と小さく収まる場合も少なくないが、可能性のある予測情報としては現状での信頼度が高い。これも経験値となる。

揺れは強い、怖くても目をつぶってはいけない、瞬時の状況判断のために目をしっかり開けて、周辺の音を聞き、周辺の状況を少しでも把握して危険を察知するようにしたい。
特に落下物による衝突を避ける、ほとんどは上方から降ってくるので、直接当たらないように身を隠す、少しでも衝撃を和らげるために手持ちのもので防御する、あるいは払いのける、そして落下物の直撃から身を守って欲しい。
そんなこと不可能?、確かに簡単ではないかも知れないが、諦めずに危機から脱して欲しい。先ずは、約2分間、集中することで身を守ろう。

しばらくの静寂、幸いながらどこも怪我をしていない。よかった・・・。
しかし、身を守るための行動はここで終わりではない。
建物はどうだろう、もし余震による更なるダメージが疑われるのであれば、避難を考えなければならない。また、そこが海岸線より近ければ津波の襲来を考えなければならない。
防災無線は聞こえるだろうか。出来れば停電でも聴くことの可能なラジオ(NHK放送)、携帯端末なら地震情報入手のためのアプリケーションを起動させよう。震源地情報や警報の発令が約3分以内にあるだろう。
あなたがいる場所を意識し、今何をすべきであるか、正確な情報から状況を判断しながら行動していこう。きっと上手く身を守れるはずだ。