通信事業者防災サービス

 外出中の家族とは連絡が取れただろうか。防災対策用の物資備蓄をしている自宅であれば、そこが被災中の拠点となるべきだろう。そして、自宅に居るあなたが司令塔として期待される。

自宅の固定電話が使用可能であるか確認したい。使用できることが分かったら、”災害用伝言ダイヤル171”へのメッセージ登録をしておこう。震度6弱以上の揺れを受けた地域であれば、約30分後には登録可能になる。171をダイヤルし、ガイダンスに従ってメッセージを録音しておこう。1件30秒になるため、①自身と知る範囲での家族の安否、②自宅の状況くらいを入れておきたい。なお、メッセージは追加件数として録音登録可能である。
また、モバイル端末であれば、パケット通信(メール、ショートメールなど)の利用、ソーシャルネットワークサービス(SNS)の利用など、家族との安否確認、情報交換を行うようにしたい。

そして、司令塔として、以下の情報を家族と共有できるようにしておいて欲しい。

1.家族の安否と現在地情報
2.自宅と周辺の様子
  自宅での避難生活が可能か、あるいは避難所に移動すべき状況であるか
3.外出中家族の行動予定

最終的には、家族が集まりやすい最適地は自宅である。その見極めも兼ね、被災中における安全場所と決まれば、外出中の家族もそこへ移動するための検討をしやすいだろう。