LEDランタン

 震災後、被災者の多くは、一時的に安全とされる避難場所に集まると考える。そうすると、町中の住宅街は、人の行き来がまばらになるだろうし、夜間においては停電により照明がないことも予想される。
余震などによる二次災害の危険もあるが、防犯上においても単独行動は避けた方がよい。
徐々に交通機関の復旧が行われると、震災地の外から人が入ってくる。招かざるもの達も入ってくるのが、過去の震災における事実だ。
住宅内で物色中の空き巣と鉢合わせ、暗い夜道に後を付けられる、考えただけでも恐ろしいことだ。なので、単独での行動ではなく、必ず複数人での行動をすることで、このような場面を回避すべきである。

では、避難所エリアは確実に防犯上の安全が保たれているか、実は答えはノーである。
老若男女、不特定多数の被災者との共同生活になるため、残念ながら色々と問題が発生しているようだ。特に女性に対する接し方において、覗く、接触してくるなど、性犯罪とも取られるような事例が発生している。
したがって、避難所エリアにおいても、着替えやトイレに行く際には、必ず複数で向かうのがよいだろう。