一般成人、青少年、未就学児、乳児、高齢者、身体障害者など、それぞれの生活習慣やサバイバル体力によって防災対策は変化してくる。ある程度、体力もあり健康な成人・青少年であれば、被災時における対応力や抵抗力も許容範囲が大きいであろう。
一方、体力的、ストレス回避能力の低いとされる乳児・幼児、高齢者などは、その弱さを補うための対策を家族は考えておくべきだ(もちろん、自治体でも考慮されているはずであるが)。身体障害者についても、体の不自由な方々のみでなく、精神的・認知能力的なハンディを持っている方もいるわけなので、被災時における生活対応を考えておく必要がある。特に震災後の数日間のことを考えておこう。
もちろん、国や自治体からの公的援助は、このような災害弱者のことを考えて優先するようにお願いしたい。
そして、家族の一員と考えられているペット(犬、猫、小鳥など)についても、出来るだけ事前の準備と被災中の対応をしてあげることで、後に困難を乗りこえたときの喜びや充実感に繋がると思う。