災害シミュレーション

Case 3:職場(オフィス)にて被災の場合

 職場において震災に遭遇したら、これはある意味において第2の自宅で遭遇したのに近くなる。云いたいことは、自宅のように事前の防災対策が施せる強みがあることだ。
数日間、スタッフは職場に留まることになる。準備は出来ているだろうか。
もし、外出先で震災発生に遭遇したら、あなたは何を考えなければならないか、考慮すべきことを順にシミュレーションしてみた。

まとめ:
1.身の安全を確保する(落下物に注意)
2.高層階のオフィスでは、水平移動にも注意すべき
3.周囲の救助救援(二次災害を避ける範囲まで)
4.家族の安否確認(特に外出者が置かれている状況を送信)
5.積極的に動かない、滞在する自治体の援助を受ける(帰宅困難者として)
6.情報収集した上で、自宅までの移動について検討する
7.事前に準備できることは?(防災意識)

オフィス外観

身の安全を確保する(落下物に注意)

 職場と云っても様々であり、事務所、作業場、工場、現場など、職種や職業によって大きく変わってくる。事務所内でのデスクワークを考えても、居住する建物の耐震性なども...

高層マンション群

高層階のオフィスでは、水平移動にも注意すべき

 長周期地震動、特に高層ビルの上層階において注意すべき揺れである。 一般的に日本における高層ビルの耐震性は、地震国ならではの優れた技術を持っているので、建物そ...

救助笛

周囲の救助救援(二次災害を避ける範囲まで)

 自身の無事に安堵するだろう。さて、周りに救助が必要なスタッフなどは居ないだろうか。 可能な限り、身体的に被害のなかった周囲の人々と協力して、助けを求める人を...

通信事業者防災サービス

家族の安否確認(特に外出者が置かれている状況を送信...

 自身の周辺についての被災の状況が分かってくる(震源地、震度や警報の有無など)、身の安全を確保できた。次には、家族の安否、また自身の情報を家族に伝えたい。 ...

自治体配布のマップ

積極的に動かない、滞在する自治体の援助を受ける(帰...

 ”被災後は積極的に動くべきではない”、これを原則にして欲しい。 企業においては、スタッフの一斉帰宅をしないように、3日間滞在可能な物資の備蓄を推奨(実際には...

道路状況情報

情報収集した上で、自宅までの移動について検討する

 交通機関の復旧の目処は、被災の程度により変わってくるので、事前の予想が難しい。しかし、様々な点検事項やダイヤ調整を必要とする鉄道の復旧が、最も時間を要すること...

救助笛使用例

事前に準備できることは?(防災意識)

 繰り返しになるが、職場(事業所)において、震災発生後3日間を自力で賄えるように物資等を備えておくことを国や自治体が要請している。 これは法律による義務ではな...

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